家づくりの練習の練習として2.7m×1.8mの3畳の広さの小屋を
ツーバイフォー工法で作ってみました。
今回はこの本を参考にさせていただきました。
(記事の最後にかかった総材料費があります。)
アンカー打ち(土台固め)
まず土台を仮置きして4隅をケガキます。
相欠きという方法で土台を組みます。
地面との間にパッキンとスペーサーを挟んで水平を出します。
今回は地面がコンクリートのため
基礎は打たずにアンカーを打ってL字金具で土台をとめることにしました。
床板を支える大引きと根太を渡して、12mm厚の合板を張りました。
これで床が完成です。
ツーバイフォー工法ではこのように床→壁→屋根と下から組んでいきます。
壁を立てる
壁はパネルとして地面で組んでから、立ち上げます。
4面を立ち上げてから、垂直を出します。
荷締めベルトで固定しながら垂直を出しました。
きれいに垂直が出たら、9mmの合板を張ります。
今回作成した小屋は片流れ屋根になります。
立ち上げ部分を組み上げます。
屋根をはる
屋根の下地となる垂木を置いていきます。
この垂木を基準に大枠となる鼻隠しを固定します。
この上に12mmの合板を敷き詰めていきます。
次はアスファルトルーフィングを敷いて防水処理を行います。
屋根材となるアスファルトシングルを専用の接着剤と釘で貼り付けていきます。
建具づくり
窓枠とドアを作っていきます。
練習なので2つある窓のうち、一つは跳ね上げ式、もうひとつは六角形のはめ込み窓にしてみたいと思います。
建具(たてぐ)は専門の職人がいるくらいなので、本当にきっちり作るのが難しいです。
工具も丸ノコくらいですし、そもそも木材が乾燥させていない荒材なので、とりあえずDIYクオリティで満足します。
壁の合板を窓形にくり抜いてはめ込み、補強の材を入れて固定しました。
壁の斜めの部分は思ったより中が暗かったので家の解体で出た廃材のアクリルパネルを使って天窓にしました。
ドアは枠を作って、そこに板を打ち付けて窓をはめました。
外壁をはる
外壁はよろい張りという方法で仕上げました。
合板の上に透湿防水シートを建築用ホチキスで貼って、その上から下地となる細い材を打ち付けます。
そこに下から板を打ち付けていきます。
今回、板幅は15cm、重なりは2cmで行いました。
板は打ち付ける前に横に並べて一気に塗り。使った塗料はこちら。
仕上げ
ドアを取り付けます。
蝶番部分をノミで削って、納めてやります。
お金が尽きたため、ドアノブはつけませんでした。
木片をストッパーにする簡素なつくりです。
軒下と外壁の4隅に板を打ち付けて、仕上げます。
最後に余った木材でベッドと机を設置してみました。
まとめ
完成しました。
やってみて思ったのは”やれる”。
やればできるもんです。
今度はアトリエとして使用するより大きな小屋に挑戦してみたいと思います。
こちらを参考にさせていただきました。
とてもわかりやすかったです。感謝申し上げます。
より詳細をご覧になりたい方は手にとってみてください。
かかった費用
木材
トド松 荒材
3650×38×140 ¥970×10
2730×89×89 ¥1105×3
2730×38×89 ¥460×10
2730×12×150 ¥250×50
1820×89×89 ¥720×4
1820×38×89 ¥311×70
1820×12×150 ¥165×50
カラ松合板 1820×910
9mm ¥1300×17
12mm ¥1350×11
15mm ¥1700×2
計 ¥107400
金物類
アンカー12.7 ¥84×8
コーチスクリュー12×65 ¥32×8
丸座金4.5×45Φ ¥26×8
コーススレッドw38~90各種 ¥3740
大引き受け金物90角 ¥375×2
L字アングル(土台用) ¥415×6
ドア用蝶番 ¥654×2
窓用蝶番 ¥968×2
ステープル(建築用ホチキス針) ¥1300×1
計 ¥12660
屋根材
アスファルトシングル(オークリッジスーパー(テラコッタブレンド))16枚入 ¥4000×4
シングルセメント ¥1000×2
シングルネイル11×25 600本入 ¥1091×1
カラールーフィング 21m 3900×1
計 ¥22991
塗料
クレオトップ14L ライトブラウン ¥6604×1
計 ¥6604
その他
透湿防水シート ラミテクトS 50m ¥4500×1
防水テープ50mm×20m ¥560×1
土台用パッキン ¥165×14
スペースパッキン2mm×100枚入 ¥1700×1
計 ¥9070
総材料費 ¥158725
今回使った屋根材はけっこう豪華な仕様なので
トタン屋根などにすればもうちょっと安くすむかなと思います。
ただ施工が楽で雰囲気があるのでアスファルトシングルはおすすめです。